断熱材炭化コルク
  Heat insulator carbonization cork
 ブログ   メールマガジン  モデルハウス・ショールーム  無添加住宅を考えた人 
無添加住宅TOP
無添加住宅とは
写真集
無添加リフォーム
Q&A
カタログ請求
リンク集
 
天然素材の断熱材
 現在、日本の住宅の断熱材として主に使われているものは、ロックウール・グラスウール、ウレタンフォームや発泡スチロールなどがあげられます。
 ロックウール・グラスウールは石の綿とガラスの綿という意味で、ガラスや石材を高温で溶かし、細い針の集合体にしたものです。これらの材料は天然素材ですが、この細い針が飛散すると健康に良くない事はよく知られています。また、ウレタンフォーム・発砲スチロールは、燃やすと有害物質を放出します。
 それでは天然素材を使用した、より良い断熱材とは何でしょうか?無添加住宅では断熱材に炭化コルクを使用しています。
資源リサイクルと環境保護 省エネ・CO2削減
 炭化コルクはポルトガルで生産されており、ワインのコルクを作成した残りを炭にしたもので、炭化する時に材木の樹脂が出てきて大きなかたまりとなり、それをスライスしたものが炭化コルクです。

 炭なので、
空気浄化・調湿・防音などプラス効果も絶大。昔、ヨーロッパの潜水艦の断熱材に使われていたそうです。

 又、コルクはコルク樫というどんぐりの木の皮そのものなのです。この皮は、
9年でコルク栓の厚さに成長し、これを剥がすとまた9年で成長し、ひつじの毛に良く似ています。木を伐採せず、ポルトガルの太陽と雨のみで育って行くのです。体に良く、生産は太陽と雨、このようなエコロジーな材料を全住宅に使用しています。
蒸し焼きにし、コルクの樹脂分だけでブロックになります。天然素材100%
コルクは木から剥がされた後、屋外に数ヶ月野積みにされ日光や雨及び風にさらされることにより、樹液や”青さ”を失い、ポリフェノールが酸化して組織が安定します。その後、コルク樹皮をきれいな水で約90分間煮沸して、コルク林に棲む虫を除き、タンニンや無機塩等の水溶性物質をコルクから除去すると共に、コルクを緻密に柔軟にします。
炭化コルクの特性
断熱性 1立方メートルあたり4000万個の空気を内包した微細な細胞から構成されているコルクは、優れた断熱性能を持ち、スペースシャトルの断熱材としても使用されています。
熱伝導率
(kcal/mh℃)
熱貫流率
(kcal/m2h℃)
備考
厚さ30mm 厚さ50mm 熱貫流率=
熱伝導率/厚さ
0.034 1.13 0.68
防炎性 コルクは他の木材とは違って気泡中に多量の窒素を含んでいるため非常に燃えにくいのが特長です。万一燃えてもゆっくりと焦げて炭化・膨張し、空気を遮断して延焼を防ぐ性質があり、新建材が発生させるような有毒ガスの発生はありません
弾力性 コルクの持つ弾力性は、衝撃吸収性能と圧縮回復性能に現れています。
軽 量 空気を内包した細胞組織であるため非常に軽量です。施工の際も構造に負担を掛けずに施工することが可能です。
吸音性 炭化コルクには優れた防音性と吸音性があり(1,000〜2,000ヘルツの音を吸音)、衝撃吸収性により、音の振動を遮ります。これにより、従来の高断熱・高気密住宅の音が響くという弱点を解消しました。
結露防止 自然系断熱材は、透湿抵抗が低く吸放湿に優れているので、結露しずらいとされています。炭化コルクは「水蒸気の保湿性が豊かなうえに吸放湿がよいので、防湿シートがなくても冬期の結露には比較的安全側であり、夏期の逆転現象結露にも有利です。
吸着効果 ホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)等の有害物質を吸着させる働きがあります。また、炭化コルクの気泡の中には嫌な臭いを吸着する高い消臭効果があります。
調湿効果 炭化することでコルクの気泡部分が開き、空気中の水分を吸収したり吐き出したりする性質を持つようになります。乾燥した冬や湿気の多い夏には炭化コルクが湿気をコントロールします。
防振効果 炭化コルクは元々工場の機械防振のために利用されていました。
防虫効果 天然の防虫効果を有したスペリンという物質を含むため家ダニやカビなどの繁殖を防ぐ効果もあります。
耐久性 優れている。
耐薬品性 薬品に対しての科学作用もありません。従って有毒ガスの発生もなく安全です。
耐水性 コルクはそのイメージより水分に対し弱いと思われがちですが実際は木材と比べると、コルクは導管を持たず、その中に持つロウと脂肪酸により毛細管現象を起こさず、水分による変質を起こしにくい物質です。ワインの栓に使用され何十年もの保存に耐えうることからもご理解いただけるでしょう。
不思議な炭のパワー
遠赤外線効果 遠赤外線は、生体の代謝・成長・育成に不可欠な波長です。
目には見えませんが、一般に生体に深く浸透して熱反応を起こし、様々な用途で活用されています。
消臭効果 ホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)等の有害物質を吸着させる働きがあります。また、炭化コルクの気泡の中には嫌な臭いを吸着する高い消臭効果があります。
水質浄化効果 炭の効果により水質浄化も行います。
ミネラル効果 炭の中にはミネラル成分(ナトリウム・カリウム・マグネシウム)などが2〜3%含まれ人体にはすこぶる有益なものばかりです。
電磁波遮蔽効果 マイナスイオンを発生させる効果があるので、電磁波を和らげてくれます。
マイナスイオン効果 マイナスイオンは平均2400個/cm3発生します。ちなみに一般的な室内や外気では30〜50個/cm3。
漆喰と炭化コルクで燃えません
無添加住宅の壁の仕様である炭化コルクに漆 喰を塗ったボードはバーナーで20分間燃やして も燃えません。